一水四見

enju's Private Blog

仏教系

釈和真一周忌

友人の一周忌を有志の仲間とお勤めしました。もちろん故人の自宅でもご家族とお勤めしたのですが、友人の一人が「あいつは延樹の読経が好きだった。あいつのために本堂でお経あげてくれないか。布施はする」と声がかかり、「それなら一緒にお勤めしようよ」ということで、急な話ながら数人の友人が集まりました。

友人だけだったので、いつも提案したいと思っていた法事のスタイルでお勤めさせてもらいました。
最初に丁寧に法事の意味と次第の中身を説明して、読経は短めにして、ゆっくりと法話。

普段と違うのはその後、みんなで円坐になり、それぞれの思いを語り合う場を時間の許す限り持ちました。(普段は定位置のままのやり取りなのでどうしても僧侶中心になりがち)

円坐には故人のお母さんも参加され、驚くほどよくお話されました。毎月お参りでいろいろとお話するのですが、この日は今まで話せなかった話を涙いっぱいにしてくださいました。

やっぱり深い悲しみの思いはたとえ家族にでも(いや、家族だから余計に)、日常の中ではななかなか話せないんだなぁと、あらためてその胸のうちを聴かせて頂きました。

彼は癌に侵されながらも発心得度し、僧侶となって亡くなりました。彼の最期の思いは「みんなにも仏法を聞いて欲しい」でした。

「でも僕にはもう出来ない。短い時間だけど生きざまで見せたい」と、たくさんの離れ離れになった仲間が繋がる機会を、自身の苦しい身体に鞭打ちながらも笑顔で作ってくれました。

一周忌のこの日も、彼のはたらきで、お寺や仏法にまったくご縁のなかった友人らが集いました。
これからも、このご縁は続いていくのでしょう。

人は死してなおはたらく。

有難いご縁でした。
合掌

お坊さんモデル

MOOK「関西のお寺2」にちょこっと出てま〜す!

http://lmaga.jp/mook/kansai_tera.html

10712817_10204187803167782_6734140383199852792_n

【善友の死に思うこと】

私の「この命」には限りがある。
あなたの「その命」にも限りがある。

無常の風が吹く度に、ほんの一瞬だけ、その事実に驚きがたつ。

あの日、私は誓ったはずだった。

続きを読む

「一般社団法人メッター」

虐待に苦しむ人の悩みを聞くだけでなく、直接手を差し伸べたい。関西の若手僧侶らが宗派を超えて、被害者を物心両面で支えている。(朝日新聞夕刊2013.6.4)

僕らの活動の一つです。応援よろしくお願いします。http://metta.or.jp

421187_583716715001735_177466666_n

メッター☆ラボ開所式

sign-3

本日「超宗派メッター☆実践福祉会」が運営する「駆け込み寺第一号=(メッターラボ)」の開所式が行われました。開所法要の後、皆で施設の回りを掃除しました。これからたくさんの方の「慈=メッター(Metta) =友情」を受けながら、みんなで支えあっていければと思います。今後共よろしくお願いします。合掌

未来の住職塾セミナー

jusyokujuku

今何かと話題のインターネット寺院「彼岸寺」の住職塾セミナーに出席。二人のMBAホルダーによる講義。これから日本仏教を担う若手僧侶が全国から集結。とても刺激的集まりでした。春から本講座開講とのこと。若手の活躍を批判するのは簡単です。噂や先入観で決め付けるのではなく、実際に会って感じてみてはいかがでしょうか。未来の日本仏教を背負って立つ若者が、着実に出会っています。

http://www.higan.net/topics/2011/12/post-37.html

含んで超える

美しき日本のお盆が終わった。日本人は皆、素朴な先祖供養的な宗教観を持ってる。それが良い悪いでなく、事実そうなのだ。インテリ層が唯物論だ無神論だと騒ぎ立てても、それは決して揺るがない。

仏教はいつもそうした日本的宗教観と共存しながら、必然的にかなりの矛盾を孕みながら、あるいはうまく棲み分けながら(真俗二諦のような論理で)その教え(教団)を維持してきた。教義的にどうあれ、「自然宗教(阿満利麿1996)」観が日本人のベースにあることは、仏教者を自認する人であっても素朴に実感で感じられるとこだろう。

これは心情的には大切にしなければならない文化であり伝統である。これらを根本的に否定する仏教(セクト・カルト)が果たして日本で根付くのだろうか。感覚的な宗教的世界観と、実存的な問いはまた違う。仏教は後者にこそ答えを出す道であると信ずる。その種を、美しき先祖崇拝的な我が国の土壌に落としたい。だからはやり、それらも含んで、そして超えていく道でなければならないと感じている。

まるまる全部

「お前がどうあれ、ただ生きていてくれればそれでいい。大丈夫」

母はそう言ってくれるかもしれない。

「お前がどうあれ、それでいい。死ぬ時が来れば死んでいい。そうして出て行く先も、お前の背負わねばならぬ過去も、すべてまるまる引き受けた。心配するな。大丈夫」

そう仰るのが仏さま。

般若心経 新訳

%E8%88%AC%E8%8B%A5%E5%BF%83%E7%B5%8C最近、古典の新訳・超訳がブームみたいです。小池さんとかも出してますよね。WEB上でこんなのを見つけました。新訳『般若心経』。まぁこれだと格調も深さも失われますが、若者言葉に訳していて「相手の言葉を使って説く」という意味ではとても面白いと思いました。一個人の一解釈としてはアリですよね。以下転載。なおソースは不明。続きを読む

穴禅定に行ってきました

100429_15300001さて、久々のレポート形式の記事を。

先日、大人のフリースクール(キャンプ)に参加しました。初めての野外系でこれが最高に楽しく、また根源的な経験でした(これについてはまた追って)。その4日間の内のひとコマを紹介します。

キャンプ3日目に縁あって、四国八十八ヶ所第二十番奥の院、四国別格霊場第三番札所、慈眼寺(じげんじ)で、穴禅定の修行を受けてきました。http://www.anazenjo-jigenji.com/index.html

「穴禅定」とはお大師様(弘法大師空海)が修行されたという真っ暗闇の鍾乳洞を、ローソクの明かりだけで穴禅定先達に案内され、とても狭い穴を通り抜けていく修行です。続きを読む

「聞法の集い」

sign


■参加対象:知識や教養の為でなく、我が「身」で仏法を聞きたい方。若干名募集。
■法座内容:浄土真宗(親鸞聖人の示された浄土真実の教えを宗とする)

いのちの集い

images-4昨年の名古屋に引き続き、大阪でも大切な方を自死で亡くされた方を対象にした、自死遺族分かち合いグループに参加させてもらいました。主催は超宗派の仏教僧侶。

誰にも言えない苦しみを抱えた方、ここでは互いに聴き合う場所があります。匿名参加も可能です。法要や分かち合いグループも、他の参拝者や外部に分からないように配慮しています。もちろんマスコミも入れません。毎月津村別院で開催されています。

有縁の方に知って頂ければと記載します。続きを読む

自死者追悼法要

ceremony_2009_3
Twitteを始めたご縁で彼岸寺のインタビューを受け、そのご縁で自死問題や、生きることに悩み苦しむ人々に関わる僧侶らと出会い、この度の「自死者追悼法要」に参加しました。お誘いを受けた会場は名古屋。東京から始まり、名古屋・大阪と展開し、年々この法要は広がっているようです。続きを読む
ギャラリー
  • enju1stソロアルバム『Little Planet』完成
  • 「あんちゃんと一緒に、『歎異抄』を読みたい。」
  • CD完成
  • 寺子屋カルチャー終了!
  • 寺子屋カルチャー終了!
  • 寺子屋カルチャー終了!
  • 寺子屋カルチャー終了!
  • 寺子屋カルチャー終了!
  • お坊さんモデル
  • 瞑想と音楽とコンステレーション2014東京
  • 【はたらき】
  • 「山カルチャー」
  • 「フリースタイルな僧侶たち」
  • 「一般社団法人メッター」
  • 「大阪大空襲の記憶を語る×傾聴演劇」座談会2013
  • バーテン始めました。
  • 『美st』に出ました。。。
  • メッター☆ラボ開所式
  • 変わるということ
  • DPAエンカウンターグループ
Profile

【enju】

Twitter
Archives
QRコード
QRコード
Twitter
j_enjuをフォローしましょう
popin
  • ライブドアブログ