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「御案内」

大阪大空襲の体験談を、しっかりお聴きしたいと考える、「戦争を体験していない世代」の方へ。
大阪大空襲の体験とその後の人生を若い人たちに語っておきたい、伝えたい、と考えておられる方へ。
戦争のことはふだんまったく考えることはないけれど、なぜかこの案内が目に留まって読んでみようと思っていただいた方へ。

「戦争はいけません、平和が大切です」という“整理された”言葉を聞いても、「そうだろう」と頭では理解しても、なかなか、腹の底で実感をもって「そうだ」と思えない、そんなことが多くないでしょうか?しかし、それでおわってしまっては、私たちは、戦争を体験し、今日まで生きてこられた方の人生から、何も受け取れなくなってしまう。
そこで、本プロジェクト主催者(森)は、「戦争はいけません、平和が大切です」という“整理された”言葉になる以前の、実際に今日まで生きてこられた方お一人お一人のありのままの思いや、気持ち、を身体で受けとめることで、いったい何が起こったのか、起こっているのかを、深く知りたいと考えました。

傾聴演劇とは、語り部の方がお話しされた、人生のある一場面を、お聴きした数名がその場で劇として表現するものです。比喩的にいえば、語り部の方の“自分史としての語り”を、私たちが劇として表現させていただき、語り部の方にお渡しする、そんな営みです。
演じる者は、語られた方の「身になる」体験を通して、語られた方の人生や思いを、深く、こころとからだに刻むこととなります。
観客として居合わせた者は、語られた方の人生を、そして、次の世代に伝えたい思いを、深く、心に刻むこととなります。
そしてなによりも、語っていただいた方に、「話してよかった」「確かに受けとめてくれたなあ」と実感していただける、そんな場をつくっていきたいと思っています。

●日時:2013年3月2日(土)13:00開場、13:30始まり〜16:30終わり

●場所:アネックスパル法円坂(旧 大阪市立中央青年センター)多目的ルーム1
(大阪市中央区法円坂1-1-35)(JR/地下鉄森ノ宮駅から徒歩12分)

●傾聴演劇では、「大阪大空襲の体験を語る会」から数名の語り部の方のが来てくださり、お話しを伺います。そして、「語る会」以外の参加者の方にも(戦争体験者、戦争非体験者ともに)お話しいただくことができる時間をもちます。また、傾聴演劇上演後、体験者と参加者で自由に語り合う座談会の時間をもちます。

●参加費: 3,000円
「大阪大空襲の体験を語る会」の語り部の方への謝礼などを、参加いただいた皆さんで分かち合うものです。
当日、お支払いください。
(語り部の方や、当日参加者のなかでも戦争体験者の方は、参加費はいただきません。)


●定員:20名

●進行・運営:<「戦争の記憶を語る×傾聴演劇」プロジェクト>
・進行: 森 洋介(本プロジェクト代表世話人、「広島プレイバックシアター」、龍谷大学短期大学部助教)
・傾聴演劇役者: この日のために特別に結成された役者集団です。
各務勝博(京都プレイバックシアター)、高山祥子(見習い茶人)、田中聡(fence
works)、橋本久仁彦(シアター・坐・フェンス)、藤岡延樹(fence works)、松岡弘子(シアター・坐・フェンス)、森 麻子(大阪プレイバックシアター)
・運営:藤崎育子(大阪プレイバックシアター)

●問い合わせ・参加申込先:龍谷大学森洋介研究室
E-mail yosukemori■human.ryukoku.ac.jp (■を@に変換してご送信ください)

主催:「戦争の記憶を語る×傾聴演劇」プロジェクト、劇団「広島プレイバックシアター」