一水四見

enju's Private Blog

「被災された方同士でその体験を語り合うことがほとんどない」

542135_380928868613855_100000902355311_1179478_2067193760_n被災地、特に仮設住宅に行って感じたこと。

「被災された方同士でその体験を語り合うことがほとんどない」

それは、仮設に集まった被災者は、相手がどれくらいの被害を受けたか、どれくらいのものを失ったかが分からないために、もし相手の方の被害のほうが悲惨だった場合を気づかうと、とても自分の話しはできないという思いがあるからだ。

自分より大変な思いをしている人がいくらでもいる。それでも歯を食いしばってがんばってらっしゃる。そんな人を思うと自分はまだ恵まれている。だから自分も泣き言なんて言ってられない。

東北の方々は、我慢強く、不平不満を口にしないと言われるが、そこには他を気づかう思いやりがあったのだ。

震災から一年が過ぎ、ようやく泣けるようになったと語る方が多い。みんなが必死に耐え、がんばっていこうという空気の中、泣き言も、不満も、悲しみも、寂しさも口に出せなかったという。

そんな苦悩の中の、心理ケアや、傾聴ボランティアが入っていったが、かえって被災者の方々の心を傷つけ、今では「傾聴ボランティアお断り」という仮設住宅も多いという。

なぜ、彼らが被災者の心をケアするつもりが、かえってその心を荒らすことになったのかは、それを行なった方々の分析にまかせるが、現地では、県外からやってきては去る心理ケアの人びとに不信感を持っている方々も多い。

しかしながら、先に書いたように、仮設住宅では被災者の方々は「あいさつ程度」の会話しかできない。互いを気遣う故に、だ。

だからやはり外部の人間になら話すことができるというのだが、その外部の人間が何も傾聴ボランティアだとか、心理ケアチームである必然性はないということを我々は見てきた。

信頼できる他者とは何だろうか。

自分は何物なんだろうか。

僕らも今年一年の関わりを通して、それを問われるのだと思う。

いや、すでに問われ続けている。

被災地へ

IMG_1505宮城遠征第一弾から帰還。NPO法人地球の楽好(http://www.chikyuunogakkou.blogspot.com/)のプロジェクトにフェンスワークス(http://www.fenceworks.jp/index.html)宮城PTチームとして参加。これから1年間に渡り、毎月宮城県へ飛ぶことになりました。

震災直後には被災地に直接関わることができなかったのですが、震災から1年が経とうとする今、ようやく出番が回ってきました。当初からおそらく1年後に様々な心理的なサポートグループが必要とされるだろうと予測していたように、現地の方々の心のケア、またそれをサポートするスタッフサイドの心理的ケアが求められています。我々はPCAをベースとした即興劇などを用い、現地の子どもたちや、それに関わる大人の方々のケアにあたります。

第一回目の遠征では、中学校、地域スタッフ、保育園、高校を回りワークショップをしてきました。長旅と慣れない場所での移動、チーム缶詰生活、毎夜遅くまでのミーティングと、身体的にも辛いのですが、それよりも、被災地の方々の想像を絶する体験をお聞きすることによる心労の方が数倍大きい。その意味でも、サポート側のチームミーティングが欠かせないのでした。

スタッフの代表の方が、県外から来ていただく方々への二次被害を懸念するとおっしゃっていました。それだけ、被災地の方々の受けた衝撃は重く深いのです。その体験を聞く人も、何らかの影響を受けずには済まない。(実は僕自身も今、被災地から戻りましたが、この経験を語る人がいません。スタッフで後日ミーティングすることになっていますが、話せないというのはそれだけで辛いことです)。

当然辛く悲しいお話が多いのですが、そんな中でも今回感じたことは子どもたちのエネルギー、その力。家や家族を失った子どももたくさんいます。心に深い傷を負っているここと思いますが、彼らには未来があります。これから人生を生き抜こうとする力を、希望を感じました。その真剣な眼差しに本当にこちらが救われました。

そして重要なのは、県外(外部)からの人間が短期間だけ関わって去っていくということは、それはそれで必要なこともあると思いますが、一方そういう関わりが現地の方々にとってどうなのかということも考えなければなりません。今回のプロジェクトには、我々が提供する舞台構造を使ったメゾットを現地の方が使えるようになり、現地で現地の方々が展開できるような仕組みを作ることも含まれています。そしてそれが可能であることは、最終日の高校生と先生との関わりで実感しました。

この地球の楽好さんのプロジェクトに参加するのは今のところ1年間の予定ですが、その間に様々なご縁が繋がり出すことでしょう。またこのブログでも経緯を記していきたいと思います。



即興アートパフォーマンス集団「Sevens」

即興アートパフォーマンス集団「Sevens」のワークショップ&公開研究会の第一回目が終了しました。とりあえず言語化できることをメモしておきます。

・時間軸・永遠の現在。
・一挙に押し寄せる。
・反復と塊。
・考える前に動いている。
・意味は後から。
・圧倒的な情報量。
・質感はなぜ伝わるのか?
・もし伝わるなら、どのようにキャッチされているのか。
・etc


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出会いがなければ別れもない

葬儀が続いている。

今日月参りに出ながら、いつもお参りして帰る時の挨拶は「ではまた」でなくて、「さようなら」と言っている自分に気づいた。別に意識的に言っていた訳ではないんだけど、本当はその通りなんだなと思った。また会える保証なんてないんだなぁ。

でも、ちゃんと別れるのは、ちゃんと出逢ってないとできないんだよなぁ。そもそも出逢っていないものは、別れるということもないんだから。

以前、ある人に言われた。

「君は死について、死後のことについて考え悩み苦しんでいるが、そもそも生きたことのない人は死ねないんだよ」と。

そんなことを思いながら帰宅。かじかんだ手を温めてます。

【Facebook】

雪はどこから降ってくる?

今朝の風景。

幼稚園くらいの女の子とお母さんの会話。

娘「ねぇお母さん。雪ってどこから降ってくるの?」
母「(数秒の沈黙の後)「◯◯ちゃんはどこから降ってくると思うの?」

僕は関心しました。

もちろんこのお母さんの内面でどういうことが起っていたのかは不明です。本当は子どもに分かるような答えを言えなかっただけかもしれません。

でも、お母さんのこの応答によって女の子はとても自由に、そして生き生きと素晴らしい発想で何かを話し続けていました。お母さんは嬉しそうに、ただその娘の純なエネルギーを聴いていました。

そういう現象を今朝目撃しました。

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あんちゃんインタビュー



フェンスワークス主催「エンカウンター・レボリューション2011」のファシリテーター・インタビュー映像。わたくし、enju(あんちゃん)のインタビュー映像がさっきアップされました。

このエンカウンター・レボリューション。総勢20名のファシリテーターがそれぞれの場を開く。現在日本でこれだけの規模の「非構成的エンカウンターグループ」が開催されているというのは、おそらくココだけだろう。これはとてつもなくエキサイティングな出来事で、またこれは興味深いことだと思う。

さて「エンカウンターグループとは何なのか?」カール・ロジャーズ云々と解説することも可能だが、それではエンカウンターグループを知ったことにはならない。実際に、生身の自分をかけてその場に座ってみなければその価値は多分わからない。。。(というしかない)

一つとして同じグループ、同じ時間はない。目的もテーマもなく、ただありのままに聴く。ここでは、社会的地位も知識も経験も、そういった全ての鎧が役に立たない。めまぐるしい現代社会にあって、この現象がどう理解されるのだろうか。先ずはこの場を開く20名の声を聞いてみてはいかがでしょうか。今、大阪が熱い!

【Encounter Revolution】
http://www.fenceworks.jp/cn5/2011ER.html

☆僕も座ります☆残席僅か!
http://revision.client.jp/workshop/2012.1.28_yotogi.html

東京や福井など、各地から参加者あり。あと1〜2名なら潜り込めますよん^^

阪神大震災から17年目

hl阪神大震災から17年目ですね。TLにもそれぞれの「あの日」が書かれていますね。あの時、自分は何をしていたか。引いては今、自分は何をしているのか。そういう振り返りの機会でもあるのかもしれませんね。

ーーあの日ーー。僕は東大阪でのライブの日でした。ライブハウスに入り時間に入っても誰もいなかった。当然ライブは中止。でもお客さんが来るかもしれないから、僕らは開演までライブハウスで待った。そこで初めてテレビを見た。信じれない光景が映し出されていた。会場の時間になった。数人のお客さんが来てくれた。嬉しかったが、事情を話してすぐに解散した。とてもライブなんてする気にはなれなかったし、みんなそれどころではなかったから。

あの日、僕はまだお坊さんではなかった。社会を斜めにしか見れない、格好だけのファッションロッカーだった。でもあの時ばかりは何かせずにはいられない気持ちだった。だが結局、何もできなかったんだ。その悔しさを多分、僕は一生忘れないと思う。

未来の住職塾セミナー

jusyokujuku

今何かと話題のインターネット寺院「彼岸寺」の住職塾セミナーに出席。二人のMBAホルダーによる講義。これから日本仏教を担う若手僧侶が全国から集結。とても刺激的集まりでした。春から本講座開講とのこと。若手の活躍を批判するのは簡単です。噂や先入観で決め付けるのではなく、実際に会って感じてみてはいかがでしょうか。未来の日本仏教を背負って立つ若者が、着実に出会っています。

http://www.higan.net/topics/2011/12/post-37.html

このブログの行方

遅ればせながら、2012年最初のブログを書いてみます。

最近ブログを更新しなくなったのは「Twitter」の出現が大きいと思います。

この数年でインターネットも普及しました。パソコンの普及、そしてスマートフォンの普及でさらに加速しましたね。ホームページ主体だったWEBも「ブログ」の登場で、誰もが情報を発信できるようになりました。

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犬鳴山での「ゲシュタルトワーク」に参加

久々の更新ですね。この1年は本当にエネルギーが落ちていてブログ書く元気もなかったのです。ぼちぼち、また書こうかと思うのです。

Twitterは「つぶやき」といっても、毎日いろいろ絡みがあって、Followも多いのでその混沌とした世界が騒々しくて疲れます。Facebookは仲間内なので楽ですが、なかなか気を使って言いっ放しが難しい。mixiはほぼ放置ですね。あ「まちつく」ていうアプリだけは飽きながらも毎日やってます(笑)

さて、先日はワークショップに行って来ました。

セラピーもワークショップも興味がなくなり、勉強のためとてもういらないかなぁとか思っていました。それにゲシュタルトとか、プロセスワークとか、ファミコンとか、ああいった関わり方はどうも好きになれず、勉強はするけど自分はやらないと避けてきました。

でも、そんな気分もかなり払拭された感じです。ファシリテーターの百武さん。素晴らしい方でした。久々に長老的な感じを感じることができました。

また、何かが少しづつ変化しつつある今日この頃。拘り過ぎ、考えすぎ、でいて、逃げすぎていたなぁ。さて、マジでちゃんと真剣に生きようと思い直した秋の暮でした。

自分を大切にしよう。

fence works music/sound producer <enju interview>

田中聡(fence works代表)× enju(fence works music/sound producer)


この度、(目的を持たない生命体的集団)=「fence works 」の music/sound producer として活動することになっりました。ギターをさわり始めた頃の話や、ギターの封印、そして即興演奏の魅力、今後の展開など語っています。本編は30分くらい話ましたが編集で10分にしてくださいました。どうぞご覧下さい!!(あ、ちなみに。インタビュー前後の楽曲はenju作曲の音が使われています)

含んで超える

美しき日本のお盆が終わった。日本人は皆、素朴な先祖供養的な宗教観を持ってる。それが良い悪いでなく、事実そうなのだ。インテリ層が唯物論だ無神論だと騒ぎ立てても、それは決して揺るがない。

仏教はいつもそうした日本的宗教観と共存しながら、必然的にかなりの矛盾を孕みながら、あるいはうまく棲み分けながら(真俗二諦のような論理で)その教え(教団)を維持してきた。教義的にどうあれ、「自然宗教(阿満利麿1996)」観が日本人のベースにあることは、仏教者を自認する人であっても素朴に実感で感じられるとこだろう。

これは心情的には大切にしなければならない文化であり伝統である。これらを根本的に否定する仏教(セクト・カルト)が果たして日本で根付くのだろうか。感覚的な宗教的世界観と、実存的な問いはまた違う。仏教は後者にこそ答えを出す道であると信ずる。その種を、美しき先祖崇拝的な我が国の土壌に落としたい。だからはやり、それらも含んで、そして超えていく道でなければならないと感じている。
ギャラリー
  • enju1stソロアルバム『Little Planet』完成
  • 「あんちゃんと一緒に、『歎異抄』を読みたい。」
  • CD完成
  • 寺子屋カルチャー終了!
  • 寺子屋カルチャー終了!
  • 寺子屋カルチャー終了!
  • 寺子屋カルチャー終了!
  • 寺子屋カルチャー終了!
  • お坊さんモデル
  • 瞑想と音楽とコンステレーション2014東京
  • 【はたらき】
  • 「山カルチャー」
  • 「フリースタイルな僧侶たち」
  • 「一般社団法人メッター」
  • 「大阪大空襲の記憶を語る×傾聴演劇」座談会2013
  • バーテン始めました。
  • 『美st』に出ました。。。
  • メッター☆ラボ開所式
  • 変わるということ
  • DPAエンカウンターグループ
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